研究テーマ |
B&B-AGEMA は、 RWTH アーヘン大学や ACUAS などの大学や、産業界のパートナーとの強力で継続的な共同研究に基づいて、ガスタービンや発電プラントに関する確かなアイデアや技術について研究しており、その新しい成果は産業界のパートナーに移転されて実用化されています。
B&B-AGEMA はドイツの内燃機関協会 (FVV e. V.) のメンバーであり、FVVのターボ機械グループの研究プロジェクトに参加しています。 また、 RWTH アーヘン大学の IKDG (発電プラント、蒸気タービン&ガスタービン研究所)の開発組織のメンバーでもあります。
現在B&B-AGEMAは、以下の各研究テーマに参加しています。
タービン技術:
- ガスタービンの冷却翼や高温部品についての高効率な冷却技術 (例:DJFC技術の特許)
- 複雑な冷却構造に関する CHT 解析 (例:実用ガスタービンのタービン翼)
- 特殊な翼先端形状によるチップクリアランス損失の低減
- タービンディスクのキャビティ部の高度なシール技術
- タービン翼のクロッキング (clocking) 効果の改善 (例:クロッキングに関する特許)
- 連成した翼に関する共振現象と振動減衰に関する革新的な計算 (例:シュラウド翼と振動減衰機構)
- レーザーによる微細孔加工技術
- 新しいコンセプトによる TBC コーティング
- 多孔材料による冷却技術
圧縮機技術:
- 低損失で高性能な軸流圧縮機翼型の開発 (インバース法による)
- 圧縮プロセスの最適化技術
- 実在ガス挙動を考慮した圧縮機の熱プロセスの設計(超臨界圧のCO2圧縮機)
- 発電プラントやパイプラインに関する CCS 技術の開発
- ACF プログラムと CFD ソフトウエア間のインターフェイスの開発
燃焼技術:
- 予混合燃焼システムの最適化
- ガスタービン燃焼器の高圧燃焼実験 (RWTH アーヘン大学の燃焼試験装置を使用)
- 水素リッチな燃料による低 NOx 燃焼
- 安定な燃焼器についての計算による設計 (燃焼振動の防止)
発電プラント技術:
- 700℃ 級蒸気タービン要素のシミュレーション技術
- ガスタービンと太陽熱の結合システム
- エネルギー貯蔵技術 (例:圧縮空気によるエネルギー貯蔵)
- 蒸気の凝縮器や冷却塔に関する革新的な計算法